【016】大和多武峰鎮座 談山神社

      2019/01/19

 

  koya tanaka 田中 功也

【016】

◆十三重塔と神廟拝所

◆拝殿から境内を見る

 

 

 

 

 

【016】大和多武峰鎮座 談山神社/奈良県桜井市

 

◆十三重塔

◆十三重塔

◆十三重塔

 

 奈良県桜井市多武峰にある談山(たんざん)神社。最寄りのJR、近鉄の桜井駅から路線バスで25分。徒歩5分。

 飛鳥・法興寺で行われた蹴鞠会で出会った中大兄皇子(後の天智天皇)と中臣鎌足(後の藤原鎌足)が、談山神社本殿裏山で藤の花の盛りのころ極秘の談合を行った。蘇我蝦夷、入鹿親子の暴虐をいかに止めるか。この談合により、皇極天皇4年(645)飛鳥板蓋宮で入鹿を討ち、中央統一国家および文治政治を完成させた。我々は昔、歴史の時間に大化の改新として習っている。

 永享7年(1435)南朝の遺臣が多武峰に拠って挙兵したため、足利幕府軍がこれを攻め一山は焼失した。室町時代から順次再建され、本殿、拝殿、楼門、権殿、十三重塔など10数棟が重文に指定されている。高さ17m、檜皮葺の十三重塔は室町時代の再建で、木造の十三重塔としては世界唯一のもの。神仏習合の名残であり、その優美な塔は談山神社のシンボル的な存在となっている。

 何度か訪れているが、これほど見事な全山紅葉に巡り合ったのは初めてである。

 

 

 

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