成相寺は天橋立を眼下に望む成相山の中腹に位置している。御本尊は聖観世音菩薩、頂いたパンフレットによれば「特に女性の想いを叶える美人観音として有名」らしい。西國三十三所の第二十八番で、開基は真応上人、飛鳥時代と伝えられている。
最初の写真は成相寺の山門。ここから坂道と階段を上った本堂において参詣の記念として御朱印を拝受した。
2枚目は成相寺の近くの弁天山展望台から遠望した天橋立。3枚目は天橋立の松並木。白砂青松の清々しい散歩道である。
天橋立は廻旋橋、大天橋という二つの橋で丹後半島の文殊地区と結ばれている。残りの2枚はいずれも廻旋橋の写真。
廻旋橋はその名の示すように、船舶が通過する際に中央部が九十度回転する。
現在は電動式であるが、かつて与謝野晶子が鉄幹とともに天橋立を訪れた頃の廻旋橋は手動だったらしい。
松並木散歩中に見た石碑に晶子の次のような歌が刻まれていた。
人おして 回旋橋のひらく時 くろ雲うごく 天の橋立